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2014/01/10

協和機電 長崎・五島列島でマイクログリッド実証実験

日本経済新聞にこんな記事がありました。


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「協和機電、分散型電力網マイクログリッド開発 五島で実験」

日本経済新聞 2013年02月23日
   http://bizgate.nikkei.co.jp/smartcity/kanren/201303011338.html
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 設備工事の協和機電工業(長崎市、坂井秀之社長)は小規模分散型電力システム「マイクログリッド」の開発に着手した。2015年春の製品化を目指 し、長崎県五島列島で実証実験を始めた。平時は使用電力の一部を太陽光発電などでまかない、災害時には電力会社の電力に依存しないシステムを目指す。余剰 電力を電気自動車(EV)で他地域に運ぶ仕組みも構築する。マイクログリッドは離島など消費電力が比較的小さい地域で、IT(情報技術)を活用して再生可能エネルギーや蓄電池などを制御、電力を賄うシステム。様々な手法が提案されているが、協和機電はEVの活用など独自のシステムで、災害対応が求められる全国の「道の駅」や高速道路施設などに売り込む。
 五島・福江島の「道の駅・遣唐使ふるさと館」で、環境省の助成を受け実験を始めた。システムは太陽光発電パネル(出力10キロワット)、風力発電 機(同)、蓄電池、電力制御用コントローラーなどで構成。風力発電には九州大の研究グループが開発した、発電効率の高い小型風車を使う。電力会社の電力が 途絶えても10時間程度、電力を供給できる自立型を目指す。
 協和機電は2年かけて機器の性能や電気の使われ方などを検証し、システムづくりに役立てる。さらに五島で進む長崎県のEV普及実験「長崎 EV&ITS(高度道路交通システム)プロジェクト」と連携。同館の余剰電力を充放電が可能なEVで輸送し、電力が不足する地域に融通する実験も行う。
 システムの製品化にあたっては地域の実情に応じて風力、太陽光などの電力構成を柔軟に変えられる技術を確立する。システム価格は装置と工事費込みで1セット3000万円前後を予定。年間10セットの販売を目指す。
 同社は設備工事の県内最大手で、水処理システム関連の電気工事が主力。様々な電気機器を組み合わせるシステムインテグレーターとしてのノウハウを電力分野に応用し、業容の拡大を狙う。
 同社の12年6月期の売上高は87億円。

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今回は EV+LiB+PV+風力 というシステム。風力発電は景観や騒音、電力品質の問題がありますが、各企業が取り組んでいます。住設メーカーも取り組んでいるくらいなので、普及は時間の問題でしょうか。