日本経済新聞にこんな記事がありました。
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「ダイソーと大阪府立大、有機化合物で2次電池」
日本経済新聞 2013年12月10日
http://bizgate.nikkei.co.jp/smartcity/kanren/201312131606.html
ダイソーと大阪府立大学は、ポストリチウムイオン電池の有力候補とされる「有機2次電池」を共同開発した。正極材料に有機化合物を使う。リチウムイオン電池並みの性能を引き出すことに技術的なメドをつけた。リチウムやコバルトといったレアメタルの使用量を大幅に減らすことができ、高性能な蓄電池を安く作れるようになる。夜間に余った電力や風力、太陽光で作った電力をためておく大型蓄電池向けに10年後にも実用化する。
リチウムイオン電池の正極材料には現在、主にリチウムやコバルトを使う。1キロワット時の電力量をためるのに必要なコストは約20万円と鉛蓄電池の4倍。大きな電極を使う大型電池を作ると高価になるため、用途はパソコンやスマートフォン(スマホ)、電気自動車(EV)などに限られていた。
ダイソーと大阪府大は、正極に窒素や炭素からなる有機化合物の「トリキノキサリニレン」を使うコイン型の有機2次電池を試作した。液体ではなく固体の電解質を利用することで、有機化合物でできた電極を溶け出しにくくした。性能を評価したところ、容量はリチウムイオン電池の約8割まで到達した。500回充放電しても大丈夫だった。
今回は負極にリチウムを使ったが、将来は炭素に置き換えることが可能。電解質と電極の接触面積を増やす工夫をし、容量をリチウムイオン電池と同等以上に引き上げる。大型蓄電池に活用するには3000回の充放電が必要とされる。実用化は2020年代後半になる見通し。
有機2次電池では、東北大学の本間格教授らも酸素や炭素を含む有機化合物の「アントラキノン」などで正極と負極を作った。容量はリチウムイオン電池の4分の1と劣るが、1000回の充放電に成功した。有機化合物の量を増やすなどすれば、リチウムイオン電池と同レベルの容量を実現できるとみている。20年ごろに実用化する。
有機2次電池が実現すれば、大型蓄電池を安く大量に供給できる。発電量が天候に左右される風力や太陽光発電と併用して使えば、余った電気を一時的に蓄えることができ、新エネでも安定して電力供給が可能になる。
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蓄電池もまだまだどうなるかわからないので、目が離せません。
価格、充放電速度、安全性、フレキシブル性で棲み分けされそうですね。